2013年5月19日日曜日

大山再訪

池袋 東は西武で西東武 怒涛の春合宿から1週間、今日は池袋のちょっと先、今季初の板橋区立文化会館である。

G8。何か重要なことが決められているに違いない。








 まずは「妖精組曲」から。合宿の成果はいかに?

さすが合宿効果、ようやく全体像が掴めてきた気がする。それでも時々プログレな和音や微妙に崩れたリズムが刻まれるが。




機関紙係の面々。選曲会議や総会の実況からネタまで、情報満載の機関紙をお届けします。






そして午後の練習は「序曲第4番ロ短調」から。正に一気呵成。

今日は見学者が2名も来てくれた。どちらもマンドリンである。1stと2ndは水面下で虎視眈々と狙っている模様。




それに引き換えコントラバスは・・・ルーマニア製1/2サイズ一本では火力が足りんよ。コントラバス奏者急募。わりとマジで。

 「亡き王女のためのパヴァーヌ」はしっとりと。「アルヴァマー序曲」は高らかに。

本日最後の練習曲は「ドキッ!ガールズグループだらけの真夏の大メドレー!」

「ポップスはメロディラインが聞こえなければならない」とは指揮者殿の弁。 

キャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」は女の子の“うふふ”と笑うような軽やかなリズムだが、ピンクレディの「渚のシンドバッド」のリズムは女性の強かさを感じる。






今日の練習は4時30分で終わり。まだ明るいうちから飲み始める。明日が土曜日だったらどんなにいいかと思う、大山の夜である。

2013年5月5日日曜日

春合宿最終日~さらば岩井、また会う日まで~

とうとう、春合宿も最終日となった。

年々、2日目夜の打ち上げの解散が早くなっていくのは、
大人ゆえの分別を身に着けた所為か、それとも……?


さておき。
朝食である。
バイキング形式で、和食か洋食が選択できる。
もちろん、おかずはオムレツとサラダだが日本人は米だろう、というこだわり派にも
対応可能である。
これは個人的な見解だが、川きんの食事は下手な安宿よりも余程旨い。

そんなわけで腹ごしらえである。
腹が減っては戦はできぬ。
合奏は、すなはち戦である。

朝食後、パート練習というウォーミング・アップを経て、いざ!


最終日の合奏は企画がメインとなった。



春合宿初日に楽譜を渡されたとは思えない程のクオリティ。
長年、バッカスで培われてきた「企画遺伝子」が発現したのだろうか。
連日の疲れが蓄積されているにも関わらず、ノリノリである。
否、あるいは憑かれていたのかもしれない。編曲者の生霊に。
未だ荒削りではあるが(そしてセクシーさにも欠けるが)、
合いの手もバッチリである。





合奏の余韻を引き摺りつつ、
春合宿の最後の食事となった。



盛り蕎麦と、海鮮丼。
すっかりお馴染みのメニューだが、安心感とそれを裏付ける過去の経験がある。
飯が旨い。
有難いことである。


こうして、春合宿も無事に終了した。
お馴染みのこのフレーズ。



「合宿は、家に帰るまでが合宿です」


さらば、岩井。
また夏に会おう。



2013年5月4日土曜日

ドキッ!男だらけの禊大会!ポロリはあるの?



 合宿2日目です。前夜のしょにちやはわりと早い時間で終わったようで、午前のパート練習も穏やかな雰囲気ですすんで何よりです。合宿の割には人数少ないですが(汗)





午前の自由時間の合間に恒例の「禊の儀式」。今年はやや風が強く、周りには釣り人やサーファーが多数という悪条件。この時期ですので、水温確認も忘れません。海の様子はご覧の通りです。












今回の志願兵は2人。大仕事を前に気合十分です。岡崎会長の号令で、海に猛ダッシュ!


見事大役を果たした両名。万歳三唱で迎えられました。

さて、禊も済んだし練習再開。昼食のあと13時から18時までと、夕食をはさんで22時まで。テンション高いまま突っ走りますよ。自分も演奏に気をとられてこの間の写真はこの1枚しか撮ってません。ゴメンネ。



そしてお待たせしました。打ち上げこそ合宿の肝、打ち上げこそ合宿の本体、まずは乾杯。
…本当はね、もっと写真撮る予定だったんですよ。自分で持ち込んだ安酒のせいで早々とダウンしてしまいました。このトシになって質より量をとるなんて、ぶっちゃけありえないと思うんです。家でも飲んだことのない紙パックのワイン、地雷じゃねえか。(以下愚痴が続きますが省略)
あ、別にニチアサ目当てで早寝したわけではありませんよ。たぶん。


2013年5月3日金曜日

Iwai beach is Young Paradise ~春合宿初日~

春の海 ひねもすのたり のたりかな イワイ・ビーチはヤングの天地

年が明けて裏バッカスだ初練習だ花見だ花粉症だとばたばたしているうちに世間はゴールデンウィーク、バッカスは岩井なのであった。

JR内房線安房鴨川行きに揺られ、普段の行いにもかかわらず岩井は本日も晴天なり。
13時15分、毎度おなじみ「川きん」さんに到着。ここ数年の定番ウエルカム豚汁で一息。具沢山で美味い。

13時30分、各自がパート練習をする中、パートトップは譜面合わせ。
この日譜面が配られた「アルヴァマー序曲」と「ドキッ! ガールズグループだらけの真夏の大メドレー!」である。


16時30分、春合宿最初の合奏練習。

まずはアルヴァマー序曲。演奏会の一曲目に演奏する、とても親しみやすいメロディーを持つこの楽曲は、聴きに来てくれた人達をもてなすのにぴったりだ。




日本のブラスバンドは速いテンポで演奏しているが、もともとそれほど早くない曲である。作者のジェイムズ=バーンズ氏があるブラスバンドの演奏を聞き、作者の意図せぬ早い演奏に憤り、その後同じバンドでゆっくりと指揮を振ったという逸話があるそうだ。

バッカスの本番は日本のインタナシャナルシティ・青砥で演奏するので、作者のバーンズ氏がふらっと立ち寄ることに備えて原曲に忠実に演奏している。

打って変わって、ドキッ! ガールズグループだらけの真夏の大メドレー!



・・・って、これどう考えたって「ドキッ! 女だらけの水泳大会」じゃねえか。おりも政夫が司会やってたやつ。

内容はタイトル通り、キャンディーズからおニャン子、あみん、AKB、ももクロに至るガールズグループメドレーである。編曲は昨年までメイン指揮者を務めた桝川御大、曲と曲の繋ぎが腕の見せ所である。

タイトルだけで編曲者がわかったら、あなたもバッカス上級者だ。

18時、夕食である。海老の天麩羅、鰤の照り焼き、胡麻豆腐、鯵とカニのお刺身、ポトフ。チキンカツと山盛りのサラダもあった。









さすが岩井の民宿、脂の乗り切った鯵が美味い。

19時15分、夜の合奏練習は堂々3時間「ガールズグループだらけの真夏の大メドレー」である。

マンドリン楽曲を20年余り弾いてきたが、譜面に「セクシーに」という指示があるを初めて見た。









誇らしげに「私の楽団、今度“ももクロ”やるんだよ~!」と言い出したらオジサンオバサンである。

22時15分、夜は音出しの制限もあるため合奏練習は終わり。個人練と合宿恒例の初日の打上げ「しょにちや」である。

三々五々面子が集い、飲み始める。今回は富山に転勤になった団員が富山の美味しい日本酒と、ほたるイカの沖漬けやイカの黒作りを持ってきてくれた。それがどうにも旨い。とんでもなく、とほうもなく旨いのだ。





旨い酒と旨い肴を嗜みつつ、岩井の夜は更け、船を漕ぐ。