2016年8月12日金曜日

All Summer Long 夏合宿初日



今日明日明後日は最後の追い込み、シーズンのクライマックスの一つ、夏合宿である。

来週はゲネプロ、再来週は本番、合宿の聖地ここ岩井で炎の週末の火ぶたは切って落とされた。

賽は投げられた。ルビコン川を渡れ。


1stの若手と合宿所「かわきん」への道すがら、卓球の水谷選手が銅メダルを取った話をする。







「それにしてもヨーロッパの選手はあんなにガタイがいいのに何で卓球を選ぶのかね。レスリングとかやればいいのに」
「初めは小柄だったのに卓球を始めたから身体が大きくなったんじゃないでしょうか」


練習場は既に用意万端であった。








パート練習で腕慣らし。
今回は1部指揮者殿が体調不良で急遽欠席となったので、2部指揮者殿が全権を担うことになった。











まずは企画ステージのメドレーから。

ある曲は重厚、またある曲は軽快にと、曲調がドラマのテーマにぴったり合っており、本編が始まる前に見る者を現実―掃除、洗濯、洗い物、そのほかいろいろ―から少し離してくれることが分かる。



アンコール。ネタバレはつまらないのでご披露はステージで。






夕食。メインは海老のまわりにひき肉を詰めた生春巻きのフライ。中華風ソースでいただく。お味は言わずもがな。






サマー・オブ・ラブは1967年に夏のサンフランシスコでの出来事だが、その年にそこで発表されたアルバムがジェファーソン・エアプレインのSurrealistic Pillow。その時すでに愛の夏が終わることを予見しているようなA面4曲目のTodayを、49年後、8,300km離れた場所で暮れなずむ海のサウンドトラックとして聴いている。

夏合宿は夏の折り返し地点にあり、演奏会が終われば夏も終わったようなものである。







夜の合奏は桜色の幻影から。コントラバスが重要と知りつつ、そう指摘されているので、分かっているし、そうなんだよね。

スラヴ行進曲。鋼のようなフレーズは、メタル系のバンドがカバーするのもよく分かる。

練習終えて、月が出て。

今季から始まった花火大会。なんと公式行事である。











こちらは初日の飲み会、しょにちや。打上げで鯨飲するには惜しい日本酒はここで開封する。











夏も演奏会も終りはまだ少し先で、夜は始まったばかりである。

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