2012年7月29日日曜日

真夏のSounds great!!

連日猛暑が続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。夏バテしておりませんでしょうか。オリンピック寝不足には陥っておりませんでしょうか。くれぐれも、クーラーの当たりすぎにはご注意を。

さて、7月最終週の日曜日である本日は大田区民プラザにて練習です。「梅雨だぜ!」「毎週が雨降りだぜ!」と思っていたのはまるで昨日のようですが、もう7月も終わりなのです。

本番まで、あと3週間なのです。

そういった状況ですので、本日は午前11時から練習開始でしたが、筆者が10時20分くらいに練習場につくとすでにチェロパートが集結してパート練習をやっておられました。他にも、個人練習をされている方々もいらっしゃいました。ああ、自分も見習わないと、と思う瞬間でございます。まずはもう少し早く起きることから!

午前11時。練習開始です。

午前中は主に第二部を。まずはアンコールから。詳しいことは何一つ申し上げられませんが、これは奏者もお客様もテンションが上がること間違いなしでしょう。それだけはたしかです。アンコールの後はペールギュントを一通り合わせて、あっという間にお昼です。


さて、午後からは第一部を練習です。この日はオーボエとファゴットの賛助さんもいらっしゃいました。どうぞよろしくお願いいたします。
賛助さんが加わった「一楽章のシンフォニー」……なるほど、こんな感じになるんだーと、新鮮な気持ちで聞きつつ、自分の演奏にも熱が入ります。



練習中の合間の一時。
本番直前で熱も入るしピリピリしがちですが、時にはリラックスも大事なのです。
というわけで、ブログ特派員が隣に座った際は、素敵な笑顔をよろしくお願いします。




「一楽章のシンフォニー」の次は「ジャニーズに首ったけ!」の登場です。
第一楽章から順番に弾いていきますが……うむむ、これはまた面白いことが起こりそうです。
詳しいことは何一つ申し上げられませんが、とりあえず筆者は弾きながら笑いました。
「続きは8月18日、かつしかで!」ということで、よろしくお願いいたします。


この日は受付係さんから「パート写真撮るぞゴルァ!!」とお声がかかっておりましたので、休憩の合間に中庭で撮影会が行われました。パート写真というものには各パートの個性が色濃く出るものでありまして、「ダー!!」なものや「噴火」的なもの、「ここで遊ばないでください」という忠告を正面から叩き斬るもの……十人十色ならぬ十パート十色でございました。
そんなパート色満載の写真と文章は、演奏会本番に会場のロビーにて「座席表」とともに飾られますので、是非ご覧くださいませ。


練習の合間に、ちょこっとボヤ騒ぎがあったりなかったり、こんがりした匂いが充満したりしなかったりしつつ、第二部・火の山を練習です。
最初に撮影した写真と見比べると、かなり人の密度が高くなっていることがわかります。表情も引き締まっていますね。
火の山は長く、速度変化も多々あり気力体力勝負の曲ではないかと、筆者は勝手に思っています。最後の最後まで、力の限り弾き切りたいところです。


そんなところで時間いっぱいまで弾いて今日の練習はおしまいです。この後、パート間結束力を高めるべくパート会を行ったパートもあったそうですよ。今季、バッカスで飲める演奏するのもあとわずか。残りの日々を大切に、そして楽しんでいきましょう。

2012年7月14日土曜日

You ain't heard nothin' yet!



今日の練習は杉並公会堂のグランサロン、今シーズン最初の練習会場であったここも、今期最後となった。本番が近いことを肌で感じる。


本番まで一ヶ月余りである。「まだ一ヶ月ある」と考えるか、「あと一ヶ月しかない」と考えるか。

まずは1部指揮者殿の「杜の鼓動」から。今日は人が多い! やはりこうでなくては。指揮者の躍動感も通常の1.3倍だ(当社比)。


賛助のパーカッションも入り、クラリネットも増員。本番が近づいていることを肌で感じる。ギターも前回の5倍だ。

分奏にすると、各パートがいかに精巧に組み合わされて曲が作られているか分かる。自分の音が剥き出しになるのは不安極まりないのだが。

4本の管が上昇しては下降する。奏者は大変だ。素晴らしいフレーズはいつだって難しい。


この日はピアノと、司会者のYASUKOさんも参加。毎年お世話になっているYASUKOさんは原稿を書くため演奏を聴きに来てくれる。その姿勢に頭が下がる。楽団員はもちろん、賛助や司会者の皆がいてくれてこその演奏会である。

もちろん、聞きに来てくれる方々も。

練習会場に向かう途中、喉が渇いたので駅でウィルキンソンのジンジャーエールを買った。プロのバーテンダーも使うというこの代物は、しかし驚くほど辛く、ひどく辛く、親の敵のように辛いので途中で水を買った。ありがとうクリスタルガイザー。

そして2部指揮者殿に交代。

「(正しいトレモロをしないと)50歳、60歳になってトレモロができなくなる傾向があります」
様々な世代を知っている指揮者殿ならではの意見である。



「弾いている人の意思が伝わるように」とは、指揮者の弁。


打上げは駅の近くの笑笑だ。今日はYASUKOさんも来てくれた。仕事帰りもいるのはご愛嬌。


練習出席者が増え、管とパーカッションの賛助が入り、ピアノが入り、司会者が原稿を書き、練習はいよいよ佳境である。


「あと」でも「もう」でも、お楽しみはこれからだ。

2012年7月7日土曜日

7月7日事件

7月7日、七夕である本日は、先週に引き続き東大和市のハミングホールにて練習が行われました。七夕であるにも関わらず、天気はあいにくの雨でございます。笹につるしたお願い事は果たして叶うのか、織姫と彦星の逢瀬は来年までおあずけなのか……雨降る街並みを眺めながらそんなことを考えていたら、ウッカリ電車に乗り遅れて遅刻しました。

さて、そんな筆者同様のウッカリさんが多いのかそうでもないのか存じませんが、午前中は人数が少なかったように思います。まず、一曲目はパーカッションのない「杜の鼓動」から。
「あれ、ギターパートが……」
……写真を見てわかるとおり、空席ですね。事件です。事件は現場で起こっています。一部指揮者様はこの事件を、「7月7日事件」と名付けられました。
「7×7=49だから49杯だね」という指揮者様のお言葉が何を指すかは、夏合宿にて判明することでしょう。
このあと、すぐにギターパート新人さんがお見えになりました。

では、気を取り直して「杜の鼓動」です。
「4分ではなくて、2小節で!」
音のひとつひとつをぶつ切りにするのではなく、流れるように滑らかに、「2小節」のメロディを大切に。
そういえば、人間の鼓動も、通常は結構ゆっくりですよね。大きく息を吸ってはいて、「鼓動」を感じながら弾いてみると良いかもしれませんね。
最後は、音を空に放つように奏でましょう。
「掘ってほって、掘りまくって、彫刻刀で板を掘っていたら、机まで掘っちゃった感じで!!」
もっともっと、深いところまで掘り下げて、表現していきましょう。

お昼休みを挟んで、お次は「第一楽章の交響曲」。
パーカッション部隊も加わり、大迫力です。ドイツ的きっちり感が増しております。
最初の1回目で、終わりまで通しました。完成度は、非常に高いのはないでしょうか。

休み時間には、一部指揮者様もマンドリンを奏でます。熱のこもったトレモロ中の様子を撮影。
休み時間が終わった後は、「ジャニーズに首ったけ!」です。
パーカッションが加わったことでPOPさが増した「A-RA-SHI」、情熱あふれる「仮面舞踏会」、そして……。
「お嫁サンバは、日本三大サンバだからね!」
初めて聞きました。一部指揮者様曰く、「テントウムシのサンバ、お嫁サンバ、マツケンサンバ」が日本三大サンバだそうです。
指揮者様の好みの関係もあり、お嫁サンバを念入りに練習です。
先週走りすぎて危うくすっ転ぶところだった「Real Face」はスピードが安定し、力強く熱のこもった演奏ができました。

パーカッション部隊と二部指揮者様の打ち合わせ、というか談話中。
去年もお世話になりましたパーカス部隊の皆様、今年もよろしくお願いいたします!







一部指揮者様から二部指揮者様へバトンタッチ。まずは「ペールギュント第一組曲」から「朝」。
「アルペジオは今の三倍は音を出して」
聞こえてこその音楽ということでございましょう。頑張っていきましょう。
爽やかなメロディですが、本音を申し上げますと結構難しい一曲なのです。……頑張っていきましょう!

続いて「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」を合わせます。
組曲では最後ですが、「ペール・ギュント」の物語としては「山の魔王の宮殿にて」が一番最初になります。
山の魔王の宮殿から逃げ出し、母・オーゼの死に直面し、その後旅先で爽やかな朝を迎え、アニトラに誘惑され身ぐるみはがされ砂漠にポイ……という感じですね。

最後に「火の山」を合奏しました。
今回初登場、トロンボーンの賛助さんです。よろしくお願いいたします。
パーカッションとトロンボーン部分を念入りに、他はさらっと合わせていきます。

「二回目は何が起こるかわかりません!」
一回目のVivaceは定速で強弱もつけます。二回目は、どうなることやら検討つきません。
おそらく、久々に練習に来られた方は、その速度に圧倒されたことでしょう。それなりに参加している筆者ですら面食らいます。
二回目のVivaceからラストフレーズへ、白熱の演奏が続きます。最高のフィナーレへ向かい、最後の一瞬まで(だけでも)力の限り!!
弦切る勢いで弾いてしまえ、と思う瞬間でありました。

撤収期限すれすれまで合奏し、練習はおしまい。ドラムセット原状復帰など、素早い動きで撤収作業は終了。そしてロビーにて発送作業が行われました。その場で役割分担し、てきぱきと作業が進んでいくさまは、さすがというべきところです。慣れていらっしゃいます。
執行部からは「受付係より、7月末までに座席表に掲載する紹介文を作成してね!締切を守らないと、白紙にしちゃうゾ!」というお知らせがありましたね。演奏委員会が動き出すと、いよいよだな、と思います。


さて、じめじめした季節が終われば、我々の季節ともいうべき暑い夏がやってまいります。くれぐれも体調管理は気を付けて、頑張っていきましょう。

2012年7月1日日曜日

雨ニモマケズ、霧雨ニモマケズ。

梅雨の真っただ中…やはり今日も雨が降ってしまいました。
わたしたちにとって、傘の下を通り抜けて楽器に襲いかかる霧雨は最大の敵ですね。

今日の練習場所は東大和ハミングホール。
練習場所に着いてほとんどの人が発した言葉、それは…

「 あ つ い ! 」
大所帯のわたしたちにはちょっと小さめなこの練習室。
もわっとした湿気たっぷりの蒸し暑さがこもっていました。
さぁ、空調を効かせ、練習を始めましょう!

まず初めにペールギュントの3楽章「アニトラの踊り」から。
このアニトラという人物は、中東のある部族の娘だそうで、ペールギュントの財産を狙って妖艶なダンスで誘惑したそうな。
で、ペールギュントはその娘にまんまと騙されて、砂漠で身ぐるみ剥がされてしまう…らしいですよ。
ということで、わたしたちも魅惑的な演奏でペールギュントをまんまと騙しちゃう勢いでいきましょう。

そして4楽章「山の魔王の宮殿にて」。
山の魔王というのは北欧の伝承で粗暴な妖精として登場するトロールだそうです。
ペールギュントがトロールの王の娘を誘惑しちゃったがために王の逆鱗に触れ、子分のトロールたちがペールギュントを追いながらこの曲を合唱する、、という話らしいです。
歌詞は「殺せ、殺せ、王の娘をたぶらかした、殺せ、殺せ、」の繰り返し。
おどろおどろしい、緊迫感ある曲となっていますよね~。

そして1楽章「朝」。
いつものことながらフルートの音色が心に染みます…♪
そういえば筆者が小学生の頃、名前に「も」がつくというだけの理由で男子数名に「モーニングさん」とあだ名をつけられたことがあります。
小学生男子の発想はワカラナイ。

ペールギュントの合奏が終了したところで、今日はお昼休憩です。
各々、しばしランチタイム。。。


休憩後、火の山の合奏が始まりました。


みなさん真剣な目つきで集中していますね!

あっ…!合奏が始まった瞬間、完全にmistakeをしでかしたと後悔したわたくし。
合奏直前、某コンビニの『1日に摂らなければならない野菜の半分を食べようサラダ』を食べてしまったのです。
重音のオンパレード、ffのフレーズ、C線のかき鳴らし…(わたくしCello奏者でございます)
おなかの中でレタス、コーン、お豆etcが踊り狂っておりましたとさ。

が、しかし…。

なんて躍動感あふれる一枚!(自画自賛)

見てください!この2部指揮者様の半端ないスピード感!!
脇目も振らずティンパニーに突っ込む勢いです!
おなかの中でレタスがどうのこうのとか言ってた自分が恥ずかしくなりました。(笑)

そしてなんと今日は!



素敵なパーカッショニスト様とバッカスの可愛いプチエンジェル。

初めて賛助のパーカッションパートの方が入ってくださいました。
やっぱり、パーカッションが入ると変わりますね~。
後ろから聴こえてくるカッコイイ刻みに、思わずにやけちゃいそうでした


続いて1部合奏、ジャニーズ。


両腕を使って奏者に訴えかける1部指揮者様。

今日は1部にもパーカッションの賛助さんが入ってくださいましたよ~


ノリの良いこの曲にドラムが加わると、さらにノリノリになれますね♪

この後は、杜の鼓動、一楽章の交響曲を少々合わせました。

練習が終わるころには、空調を効かせているのにもかかわらず、奏者及び指揮者による熱気が部屋じゅうに充満していました。

今日も練習お疲れ様でした!
みなさん、次回スーパーに行った際には、某メーカーのソース焼そばを購入し、その中のあるものをとっておきましょうね☆

早いもので今日から7月ですね。
合宿を抜くと、演奏会まであと6回の練習となりました。
1回1回の練習を大切に、頑張っていきましょう!!