2012年5月27日日曜日

突撃!隣のパート練習


5月27日、おひさまキラキラ良い天気♪まさに五月晴れの練習日和!
練習場所までの歩き道、初夏!?と感じるぐらいの気温でしたね。
半袖の人もかなりいました。

今日の練習は2部の火の山から。
冒頭のフルートの6連符が醸し出す雰囲気が、個人的にとても好きです。
賛助さんのピアノが入るとさらにどうなるのか…楽しみですね~♪
合奏では、強弱・リズム・テンポなどを細かく詰めていきます。
今日も、2部指揮者様のキレのある拍叩きは健在でございました。

火の山が終わり、右手首から腕にかけていい感じに痛くなってきたところで休憩です。
本日、待ちに待ったパート練習の時間でございます!

モモスケの!突撃!隣のパート練習~!(^^)/☆
さぁ、しゃもじを手に持って出発…ではなくデジカメを持って出発です!

まずはドラ宅から~
ぴんぽーん!お邪魔しま~す!
「失礼しますっ、ブログ用の写真を撮らせてもらってもいいですかっ」
「…どういう体(てい)で撮る~?」→即、相談が始まる。
なっ、、なんと素早い&素晴らしい対応!!
ドラ家のノリと手際の良さに感動していると、早速テーマが決まったようです。


「みんなー!それではパー練を始めよう」

~♪ジャニーズ6人グループの名曲を演奏♪~


演奏後、トップ様のひとこと
「みんな!WAになってるね!」→ 一同大爆笑。

た、たしかにトップ様を囲み、WAになっています!
そして演奏もイイ感じにWAになっています!
いやぁ~、雰囲気良いですねー。

お次はドリン宅を訪問です!
ぴんぽーん!失礼しま~す!
ん…??ドアを開けてみると、ドリン家全員譜面に集中!!
どうやら個人練…のようです。
…いや、もちろん私が来る前はパー練が行われていたのでしょう。

カメラを構えると、コンミス様が笑顔で立ち上がり



「パー練してる体(てい)で」


ご覧ください!この、素敵な笑顔があちらこちらで輝いている様子!

みなさん、とっても楽しそうですね~。

続いて3軒目のお宅に行ってみましょう!
おや、他のご家族は外出中?ベース家、今日はお一人のようです。
初お披露目となった、コンパクトベース!(すみません、勝手に命名させていただきました)
なんと通常のベースの2分の1の大きさだそうです。床からの距離に注目です!
音量は、おお~、、出ています、かなり出ています!
「写真撮るのはバンバンやるんだけど、撮られるのはちょっと…」
と照れるベーシスト様。


黒のTシャツのカラフルなプリントがキマっていますね!

さてさてお次のお宅からは、何やら素敵な音色が聴こえてきます…
「撮られると思うと緊張するね~」
と言いながらも笑顔で撮影を快諾してくださいました。


ん~、本当に美しい音です!うっとりしちゃいますね~。

管パートのお宅の向かいにありますのは、ギター家でございます。
何やら、1部指揮者様と特訓中の模様…


ギターがリズムを歯切れよく刻んでるのって本当にかっこいいですよね。

指揮者様の動きがこれまた良いカンジなのですが…
動画でお伝えできないのが残念です。

最後はギター家のお隣、チェロ宅に訪問です!
訪問というか…帰宅です。 お母さん、ただいまー!
パー練の写真というよりも…


仲睦まじい家族写真になってしまいました(笑)

ティータイムから始まるチェロのパー練はいつも笑い声が響き渡り和やかです。
おや?仲良く写っている家族のうしろに何やら人影が…
おそるおそる背後に回りこむと



バッカス名物『調弦の像~オレ、家族写真写り損ねたよ~』

(○○○さん、撮影ご協力ありがとうございました。)

そんなわけで突撃は終了。どの家のパート練習もそれぞれのカラーが表れていましたね。

そして今日のラストメニュー、1部の合奏です。
まずはジャニーズから。
やっぱりこういう曲はノリノリで弾きたいですねぇ~♪
某近畿地方アイドルユニットの、対照的な歌い方について指揮者様語る。
結局、例の部分のメロディーはどちらのパートだったのでしょうか…
次の練習でどんな風に表現されるのか楽しみですね。

そして杜!
グランサロンでの杜は本当にサイコーですね!
風に揺れている木々が見えるようでした。

最後は一楽章の交響曲。
重々しく鬼気迫るような場面から、ギターが奏するおどけた場面へ移っていく際の、
1部指揮者様の表情の豊かさ&変わり具合!
これはですね、どれくらい魅力的かというと

なんかこう、本番でわたくしめが大きい鏡を持ってその表情を映し、
絶妙に角度を変えながら移動して、お客様にお見せしたいくらい
ですね~。
…残念なことに実現は不可能と思われますが。



今日の練習もこれにてお開きです!
みなさんお疲れ様でした。
そうだ!今日は大事な宿題が出ましたね。
『弾きながら歌の一部分を大きな声で叫ぶ(歌う)』

わたくしはこの宿題に花丸がもらえるように、
これから毎日…いや、2日に1回!自宅で練習しようと思います。(本気)
みなさんも是非♪

本番まであと82日となりました。
みなさん、これからも楽しく頑張っていきましょう(^-^)♪

2012年5月13日日曜日

「まる子、焼肉が食べたい」

一週間のご無沙汰でした。

春合宿の興奮と疲労の癒えぬまま、本当はもう少しご無沙汰したいのだが、通常通りの練習である。今日は新丸子駅近くの大田区民プラザ。奇しくも前回からちょうど1年振りである。







合奏前に第1部指揮者と話をする。 水木漫画でおなじみの妖怪「ひょうすべ」は“兵主部”と書き、とある地方に伝わる名前らしい。

「毛深くて、春先に現れて笑うらしいよ」

今日の練習は第1部のジャニーズから。3楽章からなるこの企画、指揮者以下演奏者の思い入れで各楽章の力の入れ方が変わってしまうのはしょうがない。
「ここはespressで!」
指揮者殿はエスプレシーボを通り越してエキサイトである。 

ここのホールは音響が素晴らしく、切ない曲はサステインが本当に切ない。「杜の鼓動」がいよいよ響く。






「一楽章の交響曲」のModeratoからAllegroに変わり、曲が展開を始めるマンドラのトレモロやギターの単音の響きに、もう大分弾いてきた曲なのだが、はっとするのだ。

 今日は母の日です。(写真はチェロの母と子供たち。)










2部指揮者が電車の人身事故で遅れているため、1部指揮者が「ペールギュント第1組曲」の第1曲から第3曲までを少し代振りし、終わるころに2部指揮者殿の登場である。


「山の魔王の宮殿にて」のpiu vivoからの早いこと。終わる毎に左手首を下にして振る演奏者がちらほら見られる。労災が降りそうだ。

 最後はもう一度「朝」を。朝日のようにさわやかに。

 5時に終わったので、外はまだ明るい。明るいうちに気持ちよくビールを・・・と思ったのだが、今日は珍しく居酒屋ではなく焼肉屋に。








食べると言うより食う、もしくは喰らう。死ぬまで成長期、欠食児童である。

「元気カルビと豚カルビとロースとホルモン盛合わせを全部塩でお願いします」
「元気カルビと豚カルビとロースとホルモン盛合わs(ry

「元気カルビと豚カルビとローs(ry


「元気カルビと豚カルb(ry

「元気カルb(ry


ひたすら食べ続けること1時間半、もう何も入らないと店を後にする。 そして隣の居酒屋で日本酒三昧の下丸子であった。

2012年5月4日金曜日

春合宿2日目~二刀流の夜~

さて、春合宿2日目です。昨日とはうってかわって、爽やかに晴れた朝でございます。ですので、朝食後、1時間半程度パート練習をしてから、みんなで海に向かいました。
筆者はこの日の朝に合宿所に到着したのですが、到着時、すでに魂のみになっておられる方がいらっしゃったところをみますと、前夜は(も)相当激しい戦いが繰り広げられていたようであります。


海には不思議な物が流れついていました。なまこであったり、なつみかんであったり。
春合宿恒例(らしい)、禊という儀式も行われました。


周辺にいたライフセーバーズと一般市民に考慮し、「服着用のまま足だけ突入」という中途半端なことをしてみたものの、何だか不完全燃焼のご様子。


ここで勇者の登場です。勇者はあらかじめ用意された「クラシックタイプ」のふんどしをノーマルズボンの上に着用。荒波立つ海へ特攻し、見事お役目を果たしました。こうして今年の演奏会の成功は約束されたわけですね
「一般人にも優しい禊だったね」という声が聞こえましたが、では通常版の禊はどれだけ危ないものなのでしょうか・・・?
是非、来年は通常版の禊が見たいと願う筆者でございます。




お昼は「カレーライス」「タケノコご飯」「焼きそば」のバイキングでした。カレーライスは大人気で長蛇の列が形成されましたが、タケノコご飯もタケノコの甘みが絶妙で、美味でありました。当然、カレー焼きそばですとか、タケノコご飯カレー的なものを自作なさる方もおられました。

さて、演奏会の成功が約束されたからには、全力で練習あるのみでございます。午後からは合奏です。


まずは「一楽章の交響曲」から。
「ゼネコンのように!!!」
規則正しく杭を打ち込むように弾く、という意味ですね。この曲の作曲者であるコンラート・ヴェルキはドイツ出身ですが、ドイツと言いますと、きっちりかっちりというイメージが強く、この曲にもきっちりかっちり感が満載です。しかし、ゼネコンは思いつきませんでした。春合宿語録として、しっかり心に刻み込んでおきます。


二部は「火の山」をがっつりと。
華やかな部分に挟まれた箇所を、いかにして盛り上げるか・・・指揮者殿は悩んでおられました。現時点でかなり元の譜面とは違う味付けがされております。どんなバッカス風味になるのか、本番までわかりませんね。
しかし、火の山は長いのであります。持久力をつける必要があります。



夕方に少しパート練習をし、豪華な夕食の後もみっちり合奏です。
ペールギュントを1時間、杜の鼓動・企画ステージ「ジャニーズに首ったけ」を1時間、火の山を1時間。
全曲通しの噂もありましたが、通しではなく合奏です。
筆者の印象では、ジャニーズは相当盛り上がるのではないでしょうか。新旧ジャニーズ曲のオンパレード、まさに「首ったけ」なのですから。
午後にみっちりやった火の山も、更にヒートアップしていたと思います。弾いている最中にも指揮者の指示が飛びます。
春合宿で一番アツい夜でした。まだ春なのに。

と書くと、いかにも参加している風ですが、実は筆者、合奏中に体調を崩し、二階でぐったりしていたのでした。階下から聞こえるジャニーズの盛り上がりや、演奏の合間の笑い声を聞くたび、切なさと申し訳なさでいっぱいになったのをよく覚えております。
皆様、合宿に参加する際は必ず体力を全快にして臨みましょう。自分が後悔しないために。


そして打ち上げには、途中からですがしっかり参加しました。ブログ特派員としての使命感が、筆者を立ち上がらせたのです。
「この光景をブログに載せずして、何のための特派員か!!」


そんな筆者の気合いが届いたのか、そんなの関係ないのか存じませんが(おそらく関係ないでしょう)、何故か二刀流で飲む人が多かったです。
二刀流、すなわち「ハ○○ト○イコ」ですね。


女性だって飲みますわよ!!(※コップの中身は半分です。女性に優しい団体です)


コンマスだって、指揮者だって、今夜は二刀流です。
実際は、この倍くらいの方々が二刀流で飲んでおられました。


笑顔が輝いていますね。グッドスマイル、ありがとうございました。撮影した写真を見直したら、まともなのがこれ一枚だけでした。
川きんさんに導入された「Soup Bar」、コーンスープ、コンソメスープ、トマトスープの三種類が飲み放題なのですが、呑み過ぎて荒れ果てた胃に、優しく染みわたる美味しいスープでした。もちろん、病み上がりにも最適でした。


こうして宴は盛り上がり、メイクアップ実演講座が開かれたり、星を見に海へ行ったりしました。
月が海面に近かったためでしょう、月の光が海に映ってあたかも道ができているようでした。あの道を辿って海を越えたら、一体どこに行きつくのでしょう。
そんな神秘的なこともありつつ、2日目の夜は穏やかにふけていったのでございます。

2012年5月3日木曜日

春合宿1日目~Merry Golden Week! in Iwai~


なかなか暖かくならない日々が続き春はまだかと思っていたら、一年はとっくに1/4が終わり、岩井巡礼の季節であった。関東のアマチュア音楽家にとって、岩井はただの海水浴と民宿の町ではない。聖地である。岩井に向かう電車も、楽器を持った人々の談笑や合唱部らしき大学生のにぎやかさがあった。


毎年初日は晴れることが多いのだが、今年は電車が遅延するかと思うような雨であった。新幹線は遅れが出たというが、幸い内房線は時刻通り岩井駅に到着した。 バッカス結成当初からお世話になっている民宿“かわきん”さんに到着すると、既に20名くらいの団員が集まっていた。

かわきんさんが用意してくれた豚汁、コーヒー、ゼリー等をいただいたあと、練習場で椅子や譜面台のセッティングを開始。慣れているので、とにかく仕事が早い。











団員は各パートごとに分かれてパート練習を開始し、トップは指揮者と食堂で譜面合わせを始める。

「スープメーカー、本当に出るかどうか試験した方がいいと思います」
「塩谷瞬ってすごい叩かれっぷりですよね」
「コーンスープなかなか美味い」

最初の合奏は二部指揮者殿によるペールギュント第1組曲の「朝」と「山の魔王の宮殿にて」。この日配られたばかりだ。

「朝」は初夏の早朝のような曲だ。美しく、さらりとしていて、眩しい。今や一日中暑い日本の夏だが、ぼくが子供のころの夏休みの朝は、こんな感じだった。 実際に弾いてみると、意外と早く、のっけからフルートとクラリネットが大活躍する。爽やかさの8割はフルートが占めているような気がする。
「山の魔王の宮殿にて」は弾いてみると思っていたよりも遅い・・・と思っていたら、ジェット・コースター並みの加速であっという間にトップスピードに到達した。

 “山の魔王”の顔を想像していただきたい。ひどく真っ赤で目を大きく見開き、鼻の穴を広げ、喉の奥が見えるくらい口を大きく開け、ありとあらゆる表情筋を強張らせ、怒るというよりむしろ困ったような顔が浮かんだ方はご連絡を。一緒に弾いていただきたい。


指揮は一部指揮者殿に交代し、まずは「杜の鼓動」から。

スケールの大きな“杜”をやりたい、樹齢百年以上のような―。それが彼が目指す、そして我々の弾く、「杜の鼓動」である。

一部指揮者殿はこれまで欧米のクラシック作品を振ってきたので、初めは彼が日本人のオリジナルを振る姿に違和感を覚えていたのだが、今では彼の感性はむしろ日本人オリジナルの方が向いているような気がする。つまり、極めて感覚的なのだ。




心をそろえよう。
何も弾こうとしなくても、楽器が鳴り出すような感じで。
五感で弾くように。

ずいぶん昔、合奏で一部指揮者殿が出した指示を今でも覚えている。
曰く「このピアニッシモは、ピアニッシモはピアニッシモでも、ピアニッシモよりも幸せな何か」 

指揮を見ずに、目を瞑(つぶ)って、感覚だけで弾いてみましょう。
自然に音が鳴り出すように。

 目を閉じて、音が鳴り出すのを、祈るように、そして―。

「無理だね。見ようか」

「杜の鼓動」が危うくジョン=ケージの「4分33秒」になりかけて、一部指揮者殿は笑った。

(てゆうか指揮者が「指揮を見るな」って時点でいろいろあれだ。)

初日午後の最後の曲は、企画ステージ「ジャニーズに首ったけ!」である。もうノリノリだ。一部指揮者殿の面目躍如である。 世代によってのれる曲が若干違ってくるところはご愛嬌だが、全世代が楽しめるということで。

“ギンギラギンにさりげなく”で「もう一度Right on!!のところから」と言われて弾けそうな方はご連絡を。一緒に弾いt(ry

 午後の練習も終わり、夕食である。今年も海の幸満載だ。


夜の合奏は、引き続きジャニーズ~と「火の山」という大物2曲である。仕事を終えてからやってきたメンバーもぞくぞく集まり、奏者は増えていく。

合奏は22時まで、それから0時までパート練習。そして0時から、初日の打上げ「しょにちや」オープンである。旨し酒を持ち寄り、飲む、呑む、のむ。


岩井の夜はふけてゆき、頭には靄(もや)がかかり始め、ペールギュント第1組曲のような朝は迎えられそうにない。