2016年7月2日土曜日

砂町銀座の恋の物語

ラマダン真っ只中のマレーシアとインドネシアで予約していたホテルに泊まれないワッツハプンな出張から帰ってきて砂町銀座店街を抜けると江東区砂町文化センターだった。

北関東の片田舎から電車と地下鉄とバスを乗り継いで、片道堂々3時間である。


※画像はイメージです。

今日の練習場はバッカス含め3団体くらい練習している。行きのバスでも管楽器やら弦楽器やら様々な楽器ケースを持った人が大勢乗っていた。

隣はオーケストラかブラバンか、轟音が壁を殴っている。地鳴りがしそうだ。

まずは2部指揮者殿の楽曲から。時間をかけて「交響的前奏曲」を。個人的には合宿以来なのでありがたい。

いつも同じアングルなので、次回は変えたいと思います。

「あさドラ!」を通す。「おしん」のテーマ曲はドラマの内容と相まって出色の出来だと思う。インドネシアでは今再放送をやっていると聞いた。

休憩中、商店街を歩く。休日は2,000人もの人が訪れるらしい。近くに大型商業施設ができて客が減ってしまうかと思ったが、どっこい生きてる町の中。奈良漬が丸ごと売っていた。

多くが食べ物を扱っている店舗だが、ダイエットの店もある。目指せリバウンド王。


15年ほど前、職場の同僚と出張で来社したオランダ人の会話。

― 銀座ノ“座”トハ何デスカ?
― 昔銀貨を作っていた場所だったので、“座”は場所という意味だと思います。
― “歌舞伎座”ハ歌舞伎ヲ作ッテイル場所デスカ?
― ・・・Maybe.

そして1部指揮者殿。「シンフォニア」から。

ベースソロがあるので構えていたら、チェロが入っている! 安心していたら、音が消えた。
ベース・パートの出席率が芳しくないので、ベース・フリーの時はチェロが弾いているとのこと。

指揮者殿に大丈夫ですかと心配され、チェロ・トップ殿からリズムが合わないと苦笑いされる。

「大丈夫」っていうと
「大丈夫」っていう。

「弾いてる」っていうと
「弾いてる」っていう。

そうして、あとで
あやしくなって、

「リズムが合わない」っていうと
「リズムが合わない」っていう。

そして「死の舞踏」。

指揮者殿「ベースとギターが遅れます」

こだまでしょうか。




練習後の飲み会は、商店街で酒と肴を買って文化センターの和室での宴会である。砂町での恒例だ。
3時間かけて来たのだから参加しようと思っていたのだが、3時間かけて帰ることを考えて断念した。

帰りのバスは2部指揮者殿と一緒だった。

「来週から毎週練習ですね」

本番は来月、隔週だった練習も次回から毎週となる。演奏会を成功させたいのはもちろんだが、忙しい身としては仕事と趣味の両立は大変なのだが。

いいえ、だれでも。

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