クーラーなしでも快適な朝である。目が覚めると、きちんと布団をかけていた。
ここ数年、最終日の朝食はバイキングだ。
和食は十六穀米、洋食は近くのパン屋さんから配達される焼き立てのパン、おかずはしゃけ、ひじき、ボイルしたソーセージ、ベーコン、サラダ、ゆで玉子。何でもある。
合奏練習は「軽騎兵」から。本番一曲目、今年も来てくれた皆さんへの感謝を込めたファンファーレ。
「歌劇」だけあって、絵画的な楽曲である。展開毎に颯爽たる主人公と笑う悪役が、危機一髪と起死回生が、一枚絵のように浮かぶ。振り下ろされるタクトから始まるのは、曲ではなく劇である。
そして「星の庭」。
そして「星の庭」。
弾く度に、日本語で作曲された曲だと思う。
朗読の延長に歌があり、歌の派生がインストゥルメンタルであれば、どんな曲も母国語を持っていると思っている。中間部の怪しげなメロディーの中にあるベースのB♭が、日本語の鼻濁音のように聞こえて仕方がない。
雪の研究で知られる物理学者の中谷宇吉郎氏は、「雪は天から送られた手紙」という言葉を残している。
多くの人には、星は星であり雪は雪でしかないが、作曲家や物理学者には、星は星以上の、雪は雪以上の意味を持っていたのだろう。
おまけ1
打上げで乾杯。善い哉、酔い哉。
おまけ2
合宿後の小旅行。海と川と陸(おか)の幸で乾杯。
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