2011年7月18日月曜日

We were born in 1991

カウントダウンもあと40日となった今日の練習はかつしかシンフォニーヒルズである。超大型台風が近づいているせいか、雨が降りそうで降らない夏の午後だ。

一部指揮者殿は今日も音を大事にしながら演奏者をコントロールし、曲を作る。当たり前かも知れないけれど、丁寧に音を紡ぎだそうとするとき、指揮は本当に丁寧になり、それにつれて演奏者の出す音も澄んでゆくのがわかるのです。




そして三部指揮者殿。
巧いかどうかよりも死ぬ気で弾いているかどうか!
クレッシェンドとデクレッシェンドではなく寄せる波と返す波!
音楽ではなく魂を!

このアジテーションがもっとも響くのが、アンコールの“We were born in 1991”だ。

1991年! 十年一昔、二十年なら二昔。気持ちを伝えるのはケータイではなく固定電話、メールではなく手紙。友&愛でレンタルしたフリッパーズ・ギターをハイポジのカセットテープにダビングしながらインデックスカードに曲名を書いたりラベルにレタリングシールで歌手名を貼ったり、ラジオの深夜放送を聞いたりFENをエアチェックしたり“Smells Like Teen Spirit”なる曲がガンズ・アンド・ローゼズとあまりにも違うことに困惑したり、そんな女の子に絶対もてないことばかり一生懸命だった青春の荒れ地、若さの荒野、十代番外地。わからないというのならWe don't trust under thirty!(この話ここまで。)
練習後はいつも通り飲み会だ。みんな明日は仕事だけれど、今日心配するよりも明日後悔しよう。そして大いに飲み、食べ、喋り、笑い、ああ葛飾の夜は更けていく。

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