2012年5月4日金曜日

春合宿2日目~二刀流の夜~

さて、春合宿2日目です。昨日とはうってかわって、爽やかに晴れた朝でございます。ですので、朝食後、1時間半程度パート練習をしてから、みんなで海に向かいました。
筆者はこの日の朝に合宿所に到着したのですが、到着時、すでに魂のみになっておられる方がいらっしゃったところをみますと、前夜は(も)相当激しい戦いが繰り広げられていたようであります。


海には不思議な物が流れついていました。なまこであったり、なつみかんであったり。
春合宿恒例(らしい)、禊という儀式も行われました。


周辺にいたライフセーバーズと一般市民に考慮し、「服着用のまま足だけ突入」という中途半端なことをしてみたものの、何だか不完全燃焼のご様子。


ここで勇者の登場です。勇者はあらかじめ用意された「クラシックタイプ」のふんどしをノーマルズボンの上に着用。荒波立つ海へ特攻し、見事お役目を果たしました。こうして今年の演奏会の成功は約束されたわけですね
「一般人にも優しい禊だったね」という声が聞こえましたが、では通常版の禊はどれだけ危ないものなのでしょうか・・・?
是非、来年は通常版の禊が見たいと願う筆者でございます。




お昼は「カレーライス」「タケノコご飯」「焼きそば」のバイキングでした。カレーライスは大人気で長蛇の列が形成されましたが、タケノコご飯もタケノコの甘みが絶妙で、美味でありました。当然、カレー焼きそばですとか、タケノコご飯カレー的なものを自作なさる方もおられました。

さて、演奏会の成功が約束されたからには、全力で練習あるのみでございます。午後からは合奏です。


まずは「一楽章の交響曲」から。
「ゼネコンのように!!!」
規則正しく杭を打ち込むように弾く、という意味ですね。この曲の作曲者であるコンラート・ヴェルキはドイツ出身ですが、ドイツと言いますと、きっちりかっちりというイメージが強く、この曲にもきっちりかっちり感が満載です。しかし、ゼネコンは思いつきませんでした。春合宿語録として、しっかり心に刻み込んでおきます。


二部は「火の山」をがっつりと。
華やかな部分に挟まれた箇所を、いかにして盛り上げるか・・・指揮者殿は悩んでおられました。現時点でかなり元の譜面とは違う味付けがされております。どんなバッカス風味になるのか、本番までわかりませんね。
しかし、火の山は長いのであります。持久力をつける必要があります。



夕方に少しパート練習をし、豪華な夕食の後もみっちり合奏です。
ペールギュントを1時間、杜の鼓動・企画ステージ「ジャニーズに首ったけ」を1時間、火の山を1時間。
全曲通しの噂もありましたが、通しではなく合奏です。
筆者の印象では、ジャニーズは相当盛り上がるのではないでしょうか。新旧ジャニーズ曲のオンパレード、まさに「首ったけ」なのですから。
午後にみっちりやった火の山も、更にヒートアップしていたと思います。弾いている最中にも指揮者の指示が飛びます。
春合宿で一番アツい夜でした。まだ春なのに。

と書くと、いかにも参加している風ですが、実は筆者、合奏中に体調を崩し、二階でぐったりしていたのでした。階下から聞こえるジャニーズの盛り上がりや、演奏の合間の笑い声を聞くたび、切なさと申し訳なさでいっぱいになったのをよく覚えております。
皆様、合宿に参加する際は必ず体力を全快にして臨みましょう。自分が後悔しないために。


そして打ち上げには、途中からですがしっかり参加しました。ブログ特派員としての使命感が、筆者を立ち上がらせたのです。
「この光景をブログに載せずして、何のための特派員か!!」


そんな筆者の気合いが届いたのか、そんなの関係ないのか存じませんが(おそらく関係ないでしょう)、何故か二刀流で飲む人が多かったです。
二刀流、すなわち「ハ○○ト○イコ」ですね。


女性だって飲みますわよ!!(※コップの中身は半分です。女性に優しい団体です)


コンマスだって、指揮者だって、今夜は二刀流です。
実際は、この倍くらいの方々が二刀流で飲んでおられました。


笑顔が輝いていますね。グッドスマイル、ありがとうございました。撮影した写真を見直したら、まともなのがこれ一枚だけでした。
川きんさんに導入された「Soup Bar」、コーンスープ、コンソメスープ、トマトスープの三種類が飲み放題なのですが、呑み過ぎて荒れ果てた胃に、優しく染みわたる美味しいスープでした。もちろん、病み上がりにも最適でした。


こうして宴は盛り上がり、メイクアップ実演講座が開かれたり、星を見に海へ行ったりしました。
月が海面に近かったためでしょう、月の光が海に映ってあたかも道ができているようでした。あの道を辿って海を越えたら、一体どこに行きつくのでしょう。
そんな神秘的なこともありつつ、2日目の夜は穏やかにふけていったのでございます。